「パワハラ受けうつ病に」水上村元職員が賠償求めた裁判 村長はパワハラ否定も和解成立
水上村の元職員が村長からパワハラを受けたとして損害賠償を求めていた裁判で、26日に和解が成立しました。
この裁判は、水上村の中嶽弘継村長の公用車の運転手を務めていた元職員の男性が、出張で2時間近く運転してもトイレに行かせてもらえないなど、2016年からの約4年間、パワハラ行為を繰り返し受け、うつ病を発症したとして、村と村長に525万円あまりの損害賠償を求めていたものです。
5月、原告の元職員が裁判の長期化による精神的負担などを懸念し、和解を申し出ていました。そして26日、村が115万円あまり、村長が自費で4万円あまりを支払うことで和解が成立しました。
中嶽弘継村長はKKTの取材に対し、「パワーハラスメントはなかった。ただ、裁判を長引かせるのは公務にも影響が出かねないと考え、今回、和解に応じた」などと話しています。