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球磨村の松谷村長も村内有権者に年賀状 村選管が「公選法抵触のおそれ」と厳重注意

2024年1月26日 12:27
球磨村の松谷村長も村内有権者に年賀状 村選管が「公選法抵触のおそれ」と厳重注意

球磨村の松谷浩一村長が有権者に年賀状を送り、公職選挙法に抵触するおそれがあるとして、村の選挙管理委員会から厳重注意を受けていたことが分かりました。

球磨村選挙管理委員会によりますと、25日、松谷浩一村長から選挙管理委員会に「年賀状を出した」と申告があったということです。公職選挙法では、政治家が自筆による返事以外の年賀状や暑中見舞いなどのあいさつ状を選挙区内に出すことを禁止しています。選挙管理委員会は内容を聞き取った上で、「公職選挙法に抵触するおそれがある」と口頭で厳重注意をしたということです。

年賀状の差出人は妻との連名で、村長の自筆で宛名を書き村内外に計約100枚を送っていたということで、このうち50枚ほどが村内に宛てたものでした。

■球磨村 松谷浩一村長
「認識不足で村民の皆さんには申し訳ないと思います。これを機にしっかり自覚をもって今の仕事に取り組んでいきたい」

松谷村長は2020年の村長選で初当選し、3月17日投開票の村長選に立候補を表明しています。また村長選には元県職員の大岩禎一氏も立候補を表明しています。

年賀状の送付による公選法違反をめぐっては1月、相良村の吉松啓一村長が同様に注意を受けています。