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【生出演】パリパラ車いすラグビー金・乗松聖矢選手が激闘と熊本からの声援振り返る

2024年9月23日 21:09
【生出演】パリパラ車いすラグビー金・乗松聖矢選手が激闘と熊本からの声援振り返る
パリパラリンピック金・乗松聖矢選手

(宮澤奎太アナウンサー)
素敵なゲストに来て頂きました!パリパラリンピックで車いすラグビー日本代表として金メダルを獲得した、乗松聖矢選手です!

(緒方太郎キャスター)
激闘から約3週間、金メダルの実感はわいてきましたか?

(乗松聖矢選手)
帰国して3週間たって、いろんな町の方に声をかけていただいて祝福していただいているので、嬉しいです。

(宮澤アナ)
改めて、乗松選手をご紹介します。荒尾市出身で手足の筋力が次第に衰えていく先天性の難病を抱え、小学6年生の頃から車いすでの生活を送っています。知人のすすめで始めた車いすラグビーは、1年あまりで代表選手に。2016年のリオ大会から3大会連続でパラリンピックに出場しました。

パリ大会の金メダルをかけた決勝、相手のアメリカは6大会連続でメダル獲得の強豪です。
48-41で勝利。乗松さん、勝った瞬間はどんな感情でした?

(乗松さん)
嬉しくて…嬉しいしかない感情で、言葉で表現するのが難しいです。

(太郎)
この大一番、乗松選手の地元、荒尾市からも声援が送られましたね。

■PV会場・乗松選手の伯父
「聖矢はチームのために日本のために全力で頑張ってくれた」

■現地で応援していた乗松選手の父・康浩さん
「努力をずっと見てきたものですから本当にほっとしてうれしかったですね。彼の努力、前向きな姿勢は脱帽します。だから今回は絶対一番上を取ってほしかった。自慢の息子です」

(宮澤アナ)
パリから日本、熊本に輝きを届けてくれた乗松選手。パリでの試合、改めて見ていかがですか?

(乗松選手)
何回見ても記憶がよみがえってきて、勝ててよかった。金メダルがとれて本当に良かったと思っています」

(宮澤アナ)
3大会目のパラリンピックだが、かける思いは違いました?

(乗松選手)
リオ・東京と2大会出させてもらいましたが、銅メダルで悔しい思いで終わって、今回が最後のチャンスかもしれないと思ってのぞんでいたので、それが決勝につながったかと思っています。

(宮澤アナ)
週末は福岡のチームで練習をしている乗松選手。平日は熊本市のジムでトレーニングを行っています。
乗松さんがお世話になっているのが専属トレーナーの森直也さん。5年前から通っています。
パリでの飛躍を見据え、森さんが着目したのが、スピードを生み出す下半身の強化です。

車いすをより速くこげる前傾姿勢を保てるように、森さんと乗松選手は、背中や下半身などのトレーニングに取り組んできたんです。

■専属トレーナー・森直也さん
「お尻とか、もも裏の筋肉の厚さが変わってきていて、今まで全然使ってこなかったのでぺちゃんとなっていたんですけどだんだん厚みが出てきて。こぐときのフォームやスピードが変わっている」

二人三脚でパリの舞台を目指してきた時間をこう振り返ります。

■専属トレーナー・森直也さん
「ここでトレーニングやるのもそうですけどそれ以外でもめちゃくちゃ努力しているのを知っているので、金メダルとって嬉しかったというよりも安心したというか、そりゃそうだよねっていう。実を結んでくれて本当に良かった」

(宮澤アナ)
念願の金メダルを獲得しました、次の目標は?

(乗松選手)
次のパラリンピックはロサンゼルスになるんですけど僕自身はまだ充電期間というか次に向けてエネルギーをためている期間で、ロスを目指す覚悟ができたらすぐスタートが切れるように充電しています。

(宮澤アナ)
熊本の方々にもメッセージをお願いします!

(乗松選手)
ようやく金メダルを持って帰ることができました。たくさんの声援ありがとうございます。たくさんの方にこのメダルをお届けしたいので、しばらく持ち歩いていると思います。街で見かけたら遠慮なく声かけてください!

見事金メダル獲得した乗松聖矢選手でした!ありがとうございました!