【無断・架空党員問題】森前富山市長 厳しい注文
田畑議員と同じ地元である富山市の森雅志前市長に一連の問題への認識を聞きました。
田畑議員が常々政治家を志すきっかけとなったと話す、森前市長の口からは、その責任の取り方に厳しい注文が聞かれました。
「大変深刻な問題だと思います。全ての責任は第一選挙区支部長(田畑議員)にある。いきさつが何であるにせよ。それを素直に全面的にもっと受け止めて、政治の混乱や不信を招いたということであることには間違いないから、真摯にそのことを自分の言葉で語るべきだと」
田畑議員と同じ、富山市呉羽地区が地元の森雅志前富山市長です。
森さんは、先週の田畑議員の会見について、多くの県民が納得する説明になっていないと批判しています。
「第三者が調べたから私が言った言葉が真実ですっていうのはある意味滑稽で、そもそも第三者が誰で、誰がどういう立場で調べたのか、その人ははっきりさせないと、本当に調べられたのかどうかさえということになりかねないのだから。その調査した方の言葉で言うという場を設けるべきだと思うね」
そのうえで、党の県第一選挙区支部の支部長として組織トップの責任の取り方を指南しました。
「その組織の内部だけじゃなくて、組織が他者に与えた影響も含めて。全てはそのトップの責任ということは、政治家であろうがなかろうが、組織論として当然のことなんだから、それを果たせないとすると、組織のトップから降りるべきだと」
架空、無断の党員登録が262人にも及ぶことについてはー。
「入党申込書を他人の名前で勝手に作るという行為は私文書偽造じゃない。時効があるから罪に問われることはないと思うが、行われた行為は大きな法律違反がある」
田畑議員の調査内容については、自民党県連も把握したうえで、事態の収束に努めるべきと指摘します。
「県連がどう考えて党本部にどう意見を出すか。橘さんが今こそ、しっかりとした指導力を発揮してもらいたいと」