パリの切符賭け…新たなステージは東京での大学生活 中山楓奈選手(富山市出身)
春を迎え、アスリートたちも新たな一歩を踏み出しました。
スケートボード女子ストリートで東京オリンピック銅メダリストの中山楓奈選手が1日、大学の入学式に出席し、新たなステージでの抱負を語りました。
1日、早稲田大学の大隈記念講堂で行われたスポーツ科学部の入学式。
黒のスーツに身を包んだ富山市出身の中山楓奈選手の姿がありました。
中山楓奈選手
「スケートボードの今の目標である、パリオリンピックに出場することをしながら、今まであんまり勉強できなかった分、大学では専門的な知識とか学べたらいいなと思っているので、両方頑張ろうと思います」
2021年夏の東京オリンピック。当時16歳、龍谷富山高校1年の中山楓奈選手がその名を世界にとどろかせます。
初めて出場したオリンピックで見事、銅メダルを獲得し県勢最年少メダリストに輝きました。
晴れて大学生になった中山選手ですが、大学進学を機に生まれ育った富山を離れ、初めての一人暮らしにも挑戦しています。
中山選手
「すごい寂しくて、もう富山に戻りたいなって思っています」
それでも心の支えになっているのが…
中山選手
「おじいちゃんが作ったお米をたくさん家においてあります」
やっぱり富山のお米が?
「一番おいしいです」
新たな一歩を踏み出した中山選手が狙うのは2大会連続のオリンピック出場。3枚の切符をかけたパリオリンピックの選考レースでは現在、日本人4番手と一歩遅れを取っています。予選は残り2試合、逆転での出場を狙います。
中山選手
「残り2戦はケガなく自分の出したい技を出し切って必ず決勝に行って表彰台に上るっていうのを目標に頑張る」