オスプレイとF35Cの岩国基地配備に反対 市民団体が市に相次いで申し入れ
アメリカ軍岩国基地にはアメリカ軍のオスプレイと最新鋭ステルス戦闘機が新たに配備される計画です。
基地の機能強化に反対する市民団体がきょう(17日)相次いで岩国市に反対を申し入れました。
防衛省はおととい(15日)、岩国基地の空母艦載機部隊にアメリカ海軍のオスプレイと最新鋭ステルス戦闘機F35Cを年内に配備する計画を岩国市に伝えました。
オスプレイはC2A輸送機の、F35CはFA18スーパーホーネットの機種更新のためで、具体的な機数は明らかにされていません。
市民団体「瀬戸内ネット」は、去年のオスプレイ墜落の原因が公表されていないことなどから、「配備は市民の安全を蔑ろにするもの」と指摘。
そのうえで、海軍のオスプレイは、現在のC2A輸送機にはない、他の航空機に空中給油をする能力を備えることなどから、機種更新が岩国基地の明らかな機能強化につながると訴えました。
岩国市側は、オスプレイの機能や機数、安全性などについて、近く、国に対し文書で問い合わせることを説明しました。
(瀬戸内ネット 久米慶典事務局長)
「機数・用途を明らかにさせることが必要と思う」
(岩国市 石本英二基地政策担当部長)
「機体数も含め、オスプレイについては任務も含め改めて照会する」
きょうは「住民投票を力にする会」も岩国市に申し入れ、オスプレイの安全性の問題などを指摘しました。