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山口市で武士の修練必須の技芸「第1回大内蹴鞠ワールドカップ」

2024年1月22日 7:09
山口市で武士の修練必須の技芸「第1回大内蹴鞠ワールドカップ」

蹴鞠世界一を決める第1回大内蹴鞠ワールドカップがきのう山口市で開かれ決勝戦は室町時代に繁栄を極めた大内文化をイメージした衣装に身を包んでの戦いとなりました。

蹴鞠は、平安時代に貴族のたしなみとして発展し、室町時代には武士の「修練必須の技芸」として盛んに行われました。

第1回大内蹴鞠ワールドカップは、室町時代に栄えた大内文化への関心を高めることを目的にきのう山口市で初めて開かれました。1チーム6人で、鞠を蹴って地面に落とさず繋げた回数が多いチームが勝利します。

決勝戦は、公家や武士の衣装に身を包んで争われ、山口市の「毬アージュ」が県内16チームの頂点に立ちました。

(毬アージュ・柳谷優結総監督(7歳))
「練習通りにできました」「うれしい」
(総監督の父 柳谷和暉さん)
「子どもの時に地域の文化など体験し知っておくと、ふるさとを愛する力にも繋がる」「より大内文化についてもこれから学ぶきっかけにもなったと感じています」

ニューヨーク・タイムズが「2024年に行くべき52か所」の3番目に選んだ山口市。
蹴鞠ワールドカップを主催した山口観光コンベンション協会は大内文化への関心をさらに高めるためにも来年も開きたいと話していました。