教員不足解消に一手…大学3,4年生対象に小学校教諭の事前テスト実施へ~山口県教育委員会~
教員不足の解消に繋げようと県教育委員会はことし12月、大学3年生、4年生を対象に小学校教諭の採用試験の一部を先行して受けることができるテストを実施します。
事前テストに盛り込まれるのは教育法規や生徒指導、人権教育といった「教職専門」と呼ばれる試験です。
受験対象は小学校の教員免許を持ち、山口県の公立学校教員を第1志望とする大学3年生と4年生です。
「事前テスト」は文部科学省の新たな事業で全国共通となっていて、12月17日、山口県では山口大学吉田キャンパスで行われます。
合格した場合、来年実施される教員採用試験で「教職専門」が免除となり、不合格の場合でも採用試験の際に再度、受験することができます。
山口県における小学校の教員採用試験の倍率は2000年には15倍を超えていましたが、去年1.8倍となり、ことしは1.6倍と過去最低を記録しました。
「事前テスト」の導入は企業の入社試験より早く採用試験を実施するなどし、教員を志す人材の確保に繋げようというものです。
出願受付は来月(11月)1日から21日までです。