農業の担い手不足などの課題を解決しようと周南市に本社を置く西京銀行が大規模農業法人と資本業務提携を結びました。

　西京銀行と資本業務提携を結んだのは埼玉県に本社を置く中森農産です。

　近年、農業をしたいと考える若者が増えてきているものの重労働や所得の低さなどが課題となっています。

　中森農産は、農業の生産性の低さを改善し、従事者の所得向上をめざすために人工知能やデジタル化を活用した生産工程の最適化や高価格で販売できる有機米の栽培に取り組み農業従事者不足の課題を解決しようとしています。

　今回の提携で西京銀行は5000万円を中森農産に出資します。

（中森農産　中森剛志代表取締役）
「ここ（山口県）で課題解決をする、モデルケースができれば日本の希望になるんじゃないかと思う。それをぜひ西京銀行と一緒に達成したい。」

　山口県は全国的にみても、農業従事者の高齢化や後継者不足による耕地面積の減少が顕著に現れているということで今後は、山口県での農業の雇用の確保や生産性向上を目指していくということです。