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「霾(つちふる)」 ふるさと大津島と向き合う石丸康生さんの個展はじまる

2023年10月9日 19:29
「霾(つちふる)」 ふるさと大津島と向き合う石丸康生さんの個展はじまる

ふるさとの周南市・大津島をテーマに作品を描き続けている画家=石丸康生さんの個展が東京で始まりました。

東京のギャラリーで開かれている「石丸康生展」。

周南市の画家=石丸康生さんはふるさと・大津島に向き合い作品を描き続けてきました。

太平洋戦争中、人間魚雷「回天」の訓練基地があった大津島、キャンバスに平和への祈りや慈しみの思いを込めて青や白を重ねています。

今回の個展のタイトルにつけられている「霾(つちふる)」。俳句の季語で「大陸から飛んでくる黄砂」をあらわします。

コロナ禍だった2021年春、ふと目にしたふるさとの島は黄砂に覆われ、いつもより儚げに見えました。

(石丸さん)
「黄砂の中の島のように、何かそれがそのままぼんやり見えなくなっていくんじゃないかなと いうことよりもあえてもっとそういうことを発信し続けなければいけないのではないかなと感じて、 今から先はもっと踏み込んでいけたらと感じます」

石丸康生さんの個展は、東京・京橋の「ギャラリーなつか」で14日まで開かれています。(VTR=1分21秒)