「町長は中間貯蔵施設に反対を」周防大島町の町民が署名提出
中国電力が、上関町で立地可能性調査を進めている使用済み核燃料の中間貯蔵施設。
周防大島町の住民らがきょう(11日)、町長に反対を表明するよう求めるおよそ840人分の署名を提出しました。
「上関町中間貯蔵施設に断固反対を表明し周辺自治体と連携した原発財源に頼らない地域づくりに取り組んでください」
署名簿を提出したのは中間貯蔵施設建設に反対する町民有志らです。
署名では、・藤本町長に建設計画への反対の意思を示すこと、また原発財源に頼らない地域運営を目指すことを求めていて、先月4日から呼びかけをはじめました。集まった署名はおよそ1か月で841人分。うち、526人が町民だということです。
(周防大島町 藤本淨孝町長)
「いま、立地可能性調査という状況であります。ここには立場を表明してくださいといただいているが、今の段階においては立場を表明する段階にはないのかと思っている」
(周防大島町民 長谷川京子さん)
「黙っていたら認めることになってしまう傍観者でいたら人間としての尊厳というかそれを考えてほしい」
長谷川さんらは、引き続き署名を集めていく考えです。