今も400人以上が避難所生活の奥能登…再び避難所となった輪島市の公民館の今
記録的な大雨の影響で能登では今も400人あまりが避難所での生活を余儀なくされています。元日の地震に続き、今回の豪雨で再び避難所となった輪島市の公民館を取材しました。
輪島市の河原田公民館。
避難者:
「マットレスが来たのでみんなでどういう風に置けばいいか考えているところです」
地区に暮らす13世帯32人が避難していましたが…
「全く出ない状況なんですね」
公民館は、いまだ断水。支援物資の水で手を洗ったり、使い捨ての簡易トイレを使用するなど日常とは程遠い生活を強いられています。
元日の地震でも最大およそ200人が避難した河原田公民館。
避難所としては先月、閉鎖されたばかりでしたが、今回の豪雨で再び住民たちが身を寄せることになりました。
「少し落ち着きましたでしょうか」
公民館長の古谷さんは2度目の避難生活を落ち着いて過ごしてほしいと朝昼晩3回の見回りを欠かさないと話します。
「またこれから寒くなるから、寝具とか掛け布団も役所に準備してもらうようお願いしますので、もう少し待っててください。朝晩冷えると思うけど風邪ひかないようにしてください」
河原田公民館・古谷 裕 公民館長:
「なんで輪島だけいつもこういう目に遭うのって言う方もおられるんですけど、1月1日から9か月ちょっとの間で水害ということで、本当に厳しい現状を突き付けられてるなと。早く復旧してほしいですね」
いまだ多くの人が避難生活を送っている奥能登。
26日の時点で輪島、珠洲を中心に26箇所で437人が避難を続けています。