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石川県内28日にかけ大雨のおそれ 台風10号接近に備えナシ農家は早めの収穫作業

2024年8月27日 18:45
石川県内28日にかけ大雨のおそれ 台風10号接近に備えナシ農家は早めの収穫作業
石川県内は、日本海を南下する前線の影響を受け、28日にかけて大雨となる所がある見込みです。また、週末には台風10号が県内に接近する可能性もあり、十分な備えが必要です。

まずは雨の情報です。前線の影響を受け、局地的に雨が降り、輪島では、午後5時までの1時間で12.5ミリの雨が降りました。

県内では、28日夕方までに、いずれも多いところで加賀で60ミリ、能登で80ミリ。その後、29日までに加賀で50ミリ、能登で60ミリの雨が予想されています。

場合によっては、警報級の大雨となる可能性もあり、気象台では、28日夜遅くにかけて土砂災害や低い土地の浸水河川の増水に注意・警戒を呼び掛けています。

続いては、台風の情報です。非常に強い台風10号は午後5時現在奄美大島の東ををゆっくりとした早さで進んでいるとみられます。

県内には週末にかけて最接近する可能性があり、注意が必要です。こうしたなか、県内では、近づく台風に備え対策が取られていました。

重盛友登 記者:
「白山市のナシ農園に来ています。こちらでは台風10号の接近を受け収穫を1日早めて行うということです」

こちらのナシ農園ではナシが落下し傷んでしまう可能性があるとして収穫作業を一日前倒ししたということです。早朝から実ったナシをひとつひとつ摘み取っていきました。

JA金沢市梨部会・奥野泰久 部会長:
「本当は市場休みで収穫のない日のはずなんやけど、台風の進路こっち向かってくるということでなるべくたくさん収穫してしまおうって感じかな」

また、育ち切っていないナシについては農園全体に防風ネットを張り、対策するということです。