石川・馳知事「米原ルート再考」へ一歩踏み込む 北陸新幹線敦賀以西ルートで見解
石川県議会の予算委員会。議員が馳知事に尋ねたのは北陸新幹線の敦賀以西についてです。
福村 章 県議:
「米原ルートを含めて早くつなげる方策を考えるべきだ、こういう決議をしておるわけであります。この決議の状況を知事はどう受けとめておられるのか」
石川県・馳 浩 知事:
「私の現在の思いは、議会の決議案とそして県民会議の決議案と軌を一にするものであります」
米原ルートの再考を求める県議会の決議案と「軌を一にする」とした馳知事。
敦賀以西の整備については京都を通る小浜ルートで与党が合意したものの、今だ着工が先送りされる状況が続いています。
京都府知事や京都市長などが、地下水の影響などを理由に、慎重な立場を表明していて、石川県内でも米原ルートでの整備を求める声が高まっています。
こうした状況に馳知事は「足並みを揃えて対応する必要がある」として、米原ルートの再考へ一歩踏み込んだ姿勢を示しました
石川県・馳 浩 知事:
「次の選択肢を考える、そういう段階に来ているのではないかと私は思います。」
現行の小浜ルートについては、京都の理解が得られなければ25年かかっても建設は不可能との認識を示しました。
福村 章 県議:
「(馳知事は)米原ルートを再考に踏み切ったなと。今の段階で知事が言える最高のところまで踏み込んだ」
一方、国が2026年度の創設を目指す防災庁の分局に関して馳知事は、小松空港周辺を候補地として誘致に取り組む考えを示しています。