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貴重品は身に着けて 不審者を目撃したら通報を 被災地で震災に便乗した犯罪が増加

2024年1月18日 21:15
貴重品は身に着けて 不審者を目撃したら通報を 被災地で震災に便乗した犯罪が増加
被災地では今、震災に便乗した犯罪などの被害が相次いでいます。
警察は不審者への警戒を強めているほか、被災者の心のケアにもあたっています。

18日、輪島市内の家屋が倒壊している住宅街では。

日本テレビ岩松さん「輪島市鳳至町です。倒壊した建物からの窃盗や空き巣を防ぐため、警視庁自動車警ら隊によるパトロールが行われています」

東京・警視庁から派遣された「自動車警ら隊」です。
地区ごとに分かれ、車が通れない細い路地は徒歩で見回ります。

警視庁第二自動車警ら隊 有賀弘 第三中隊長「警察官の姿を見せてほしい。不審者がいっぱいいるということで、その犯罪抑止を重点に置いて警戒をしております」

警察庁によりますと、能登半島地震の被災地では17日までに震災に便乗した犯罪が24件確認されていて、そのうち窃盗が22件。

また、災害に関連する商品の訪問販売に関する相談も96件受理しているといいます。

17日も珠洲市内の半壊した住宅から模造刀などを盗んだとして自称 大阪市の37歳の男が逮捕されていますが、住民は避難していて空き家の状態だったということです。

そして、警察は被災者の相談に乗るなど心のケアを行う「特別生活安全部隊」も能登の避難所などに派遣しています。

大谷和美 巡査部長「将来の不安が大きいと思います。汲み取って勇気づけられれば」

震災に便乗した犯罪を未然に防ぐために、警察は貴重品は常に身に着け、不審者を目撃した場合はすぐに通報することなどを呼びかけています。