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被災地で車の無料貸し出し 軽トラなど最大3日間 約1000件の申し込み

2024年2月20日 12:03
被災地で車の無料貸し出し 軽トラなど最大3日間 約1000件の申し込み
能登半島地震の発生から、51日目。

石川県珠洲市では、被災者に車を無料で貸し出す支援が、きょうから始まりました。

NNN取材団・大野 悠希記者:
珠洲市の中心部、海沿いのこちらの地域でも、津波の被害がありました。あのように、動かなくなった車が、放置されたままになっています。
そんな中、車を無料で貸し出す支援が、きょうから、こちらで始まりました。


きょうから、ここ珠洲市で申し込みの受付が始まったのは、被災者や支援活動を行う団体に車を貸し出すサービスで、軽トラックなどを、最大3日間、無料で借りることが出来ます。

能登半島地震の後、七尾市や輪島市など、県内4か所に受付の窓口が設けられ、このうち、七尾市では、1か月間の長期貸し出しも受け付けています。

津波の被害などで自家用車を失った人が多い中、復旧作業で車の需要が高まることもあり、先月の受付開始から、これまでにおよそ1000件の申し込みが寄せられたということです。

利用客:
「こちらです」
「助かります」
「17日から金沢に引っ越すので、荷物を運ぶのに大きな車があったらお願いします(と頼んだ)」
「ありがたいです」「非常にありがたい」

一般社団法人日本カーシェアリング協会・橋爪笑子さん:
「被災された方の力になりたいということで寄付いただいているので、とにかく1日でも早く被災された方のお役に立てるようにと思って活動しています」

被災者に貸し出される車は、寄付された中古車ですが、申し込みが多く、不足しているということで、支援を行う団体は、車両の寄付を呼びかけています。