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被災地の「今」を上空から GWの能登は 急がれる復旧

2024年4月29日 19:11
被災地の「今」を上空から GWの能登は 急がれる復旧

ゴールデンウイーク3日目。この連休で能登の復旧作業はどう進んでいるのでしょうか。
人出や道路状況、港の様子などを空から取材しました。

取材班は、のと里山海道を北上し空から能登方面へ。

越崎成人アナウンサー:
「かなり海岸線に車が停まっています。海で海水浴場を楽しんでいます」


連休を楽しむ人の姿が見られた一方。

七尾市内に入ると…。

越崎成人アナウンサー:
「片側が崩落した場所になります。応急的に左側に道路を作って通れるようになっています。いまこの時間も重機が働いています。片側通行、山を削って新しい道路を作っている状況です。なんとか片側速度を落としながら能登方面へと向かっています」

さらに、別の場所でも。

越崎成人アナウンサー:
「画面中央もともとのと里山海道だった場所です。完全に崩落して、まだ車が1台、取り残されている状況です」


のと里山海道と能越道は7月末までにほぼすべての区間で対面通行が可能になる予定で懸命の復旧作業が続いていました。

そして、ヘリは輪島市中心部へ。

越崎成人アナウンサー:
「去年まではこのGW、多くの賑わいがあった輪島朝市火災によって多くのものを失いました。皆さん帽子をかぶって、軍手を付けて、焼け落ちてしまった中から何かを探しているのか、あるいは少しずつ、手作業で撤去作業を続けているんでしょうか。焼け落ちてしまったこの広さからいうと、あまりにも少ない人数で、手作業で撤去作業行っています」


越崎成人アナウンサー:
「キャンピングカーでしょうか。皆さんキャンピングカーで、自給自足でボランティアに来られている皆さんかもしれません」

きょうも、各地には連休を利用して訪れたボランティアの姿がありました。輪島市出身の女性も。

松江市在住の女性:
「ちょうどGWで長く一定期間休みがもらえるということで、私が住んでいたころとか、子供を連れて帰ってきてたころの輪島に戻ってほしいというのが一番ですかね」