夏の参議院選挙を巡る動きです。17日開かれた自民党県議団の総会で、外薗勝蔵氏（73）が参院選に出馬する意向を説明しました。自民党は元参議院議員の園田修光氏（67）を公認候補に選んでいますが、外薗さんは県議団に推薦を求めていて、その結果で最終的な結論を出したいとしています。

　薩摩川内市区選出で県議を7期務める外薗勝蔵さん。17日午後開かれた自民党県議団の総会で、参議院選挙に立候補する意向を説明したということです。

（自民党県議・外薗勝蔵氏）
「無所属でも自分自身としては立候補していきたいという思いは十二分ある」

　参院選を巡り外薗さんは県議団の推薦を受け自民党の公認候補に申請しましたが、公認候補に選ばれたのは元参議院議員の園田 修光さんでした。外薗さんは党の決め方に「不満がある」としています。

（自民党県議・外薗勝蔵氏）
「多くの方々（県議）が今回の自民党本部の査定に不満を持っているのでそのことも踏まえて最後は自民党県議団推薦をいただけないですかということもお願いした」

　外薗さんは自ら離党する考えはないとし県議団からの推薦を求めましたが、推薦について結論は出ませんでした。外薗さんは県議団の判断を持って出馬について最終的な結論を出したいとしています。県議団は自民党本部に対し今回の公認候補の決め方について説明責任を果たすよう申し入れを行うということです。

　参院選にはこのほか同じく自民党の公認候補の選考に漏れた尾辻秀久参議院議員の三女、朋実氏（43）が立憲民主党からの推薦を得て立候補を予定しています。