20日は春分。県内は穏やかな青空が広がりました。21日以降は一気に春本番の暖かさになり、各地でサクラの見頃を迎えそうです。

（佐藤菜乃花気象予報士）
「鹿児島地方気象台では毎年この時期になると毎日サクラの標本木を観測しています。ここ数日季節逆戻りの寒さでしたので20日はまだ少しつぼみが硬いようです」

　気象台では15日からことしのサクラの観測が始まりました。

　職員が開花状況を確認し5輪以上の花が咲いているのを確認すると開花と発表するということです。

（鹿児島地方気象台・清水優希さん）
「毎年サクラの時期になると職員もそわそわして。個人的にもサクラの時期が来ると一年たったなあ、早いなあといつも感じる」

（間世田桜子キャスター）
「鹿児島市の慈眼寺公園にやってきました。広場をぐるりと囲むように桜の木があります。まだほとんどがつぼみの状態ではあるが、ぽつりぽつりと桜が咲いています」

　各地でサクラの開花が待たれる中、鹿児島市の慈眼寺公園では一足早くつぼみが綻び始めました。訪れた人たちは満開を心待ちにしていました。

（訪れた人）
「ハイキングに来た。サクラ咲いてほしい。咲いたら花びらが落ちて一緒に遊びたい」
「満開が待ち遠しい。また家族で花見をしたいです」

　県内は21日以降春本番の陽気が続きサクラの生長も一気に進みそうです。

　ウェザーニューズによりますと伊佐市忠元公園や霧島神宮、鹿児島市吉野公園など今月末から4月1日にかけて一斉に満開を迎える予想です。

　甲突川河畔は開花時期がやや遅く、4月中旬まで楽しめそうです。

　鹿児島市の甲突川河畔では、火を使ってバーベキューなどを行える期間が今年は28日から４月13日までとなりました。

　場所は高見橋から天保山橋の間です。火を使わずに弁当などを食べる場合は、この期間以外でも可能だということです。

　なお、甲突川河畔では花見のルールが設けられていて、場所取りは当日のみ、午後10時までには後片付けしゴミは各自持ち帰ること、通路や遊具広場、展示パネルの周辺などは花見禁止となっています。ルールを守ってお花見を楽しみましょう。