出水市高尾野町で20日、春の風物詩「中の市」が始まりました。名物の「そばの早食い競争」も行われにぎわいました。

　「中の市」は出水市高尾野町で、江戸時代から行われてきたもので、川辺の二日市加治木の初市と並ぶ鹿児島県三大市の1つです。今年は約200の露店が並び、多くの人が訪れていました。特に賑わっていたのが、名物「じゃんぼそばの早食い競争」です。

（カメラマン）
「おいしく食べられそうですか」
（参加者）
「はい、頑張ります！」

　この地区では、家庭で作ったそばを客に振舞う風習があったことから、「そば市」とも呼ばれています。大人2人前をいかに早く食べきるか。観客が声援を送る中、参加者たちは楽しみながらそばを味わっていました。

（優勝者）
「（早食いは）簡単でした。おいしかったです」

（参加者）
「おいしかったです。けっこう食べられました」

　「中の市」は、21日も開かれます。