試験会場での緊張に勝ちたい!専門家が薦める方法って?進化する文房具を調査【アナトピ】
大学入学共通テストが実施されいよいよ受験シーズンが本格化。
志望大学に向けてもうひと踏ん張りする受験生におすすめする「文房具」や試験でも「緊張を和らげ」実力を発揮する方法を取材した。
森尾絵美里 アナウンサー
「毎年、受験シーズンに”引っ張りダコ”の人気なのが、丸いフォルムに愛くるしい表情。このオクトパス君。見るだけで癒されますが持ってみると意外とずっしり重いんです」
オクトパス君は南三陸特産のタコをモチーフにした文鎮。
「置くと試験をパス」できるという縁起物だ。
南三陸YES工房 佐藤恵子さん
「目を入れるときが気持ちが入るといいますか。目を入れると願いを叶えてくれるオクトパス君ができあがる」
累計販売個数は14万個。
赤色だけでなくピンク色や紫色など、様々なバージョンが生まれている。
続いて訪れたのが仙台市内の雑貨店。
こちらでは受験勉強に欠かせない「文房具」のおすすめを聞いた。
ハンズ仙台店 陶山 祐之さん
「最近ですと受験の本番に向けて試験勉強をするということもありますので、こういったタイマー類結構買われている方も多いですね」
時間との戦いでもある試験本番。
こちらの勉強タイマーは残り時間を目盛りで表示し、より分かりやすく時間の感覚を身に着けることができる。
一方、暗記用品のコーナー。
ハンズ仙台店 陶山 祐之さん
「こちらは『はがせる暗記マーカー』というものがあるんですけど、大事な部分をテープ状の付箋でマークしてもらいます」
従来のインクを使ったマーカーから進化したテープ状のラインマーカー。
テープにすることであるメリットが…
ハンズ仙台店 陶山 祐之さん
「年号、単語を覚えてもらって、覚え終わったら付箋のようにペりぺりとはがすことが出来ますので、ノートも教科書も比較的きれいに使うことが出来ますし、もう一度覚え直さなきゃいけないと思ったところには線を引きなおすという非常に便利な商品になっていますね」
さらに、シャープペンシルにも変化が!
左が受験生に人気のもの。右2つは一般的なシャープペンシル。
右2つよりも少し先が長いのだが…
これ、元々は建築士が使う製図用のもので、先が長いことによって芯が折れづらくさらに本体も軽いと受験生に好評だそう。
ハンズ仙台店 陶山 祐之さん
「よりスムーズに捗るだったり集中できるもの。学生も受験生もそれを求めていたし、今まではなかったけれどメーカーがそれを作り始めたというところですかね」
一方、受験生はというと…
「今まで自分がやってきたことを出せるようにとにかく『緊張』しないことですね」
「とにかく『緊張』しても仕方ないよなっていう気持ちでいい聞かせてやってます」
普段はしないミスなどを引き起こす「緊張」。
では、この緊張とどう向き合えばいいのか…
ストレスなどを研究する東北大学大学院の安保英勇准教授に聞いた。
東北大学大学院 安保英勇准教授
「とりあえず個人的に効くのが腹式呼吸ですかね」
安保准教授によると、試験会場の席に座った状態で行うのが効果的で、「4秒で息を吸って6秒~8秒で吐く」を10回ほど繰り返すと良いそう。
ポイントは「長く息をはくこと」それによって副交感神経の働きが高まりリラックスできるという。
また、他に有効なのは、
・試験前までに会場の行き方を頭に入れておくこと
・試験当日は普段、勉強の合間に食べていたもの飲んでいたものを口にすること
・会場についたら「できる」や「大丈夫」などポジティブな言葉を唱えること
東北大学大学院 安保英勇准教授
「受験生の皆さん適度な緊張をもって実力を発揮できるよう頑張ってください」
また、呼吸法はリラックスできるため、受験生だけでなく眠れないときにも有効だという。