<『認知症』応援大使>”当事者”ながら”社会で活躍”する人に委嘱 『認知症』の正しい理解を(宮城)
宮城県は、『認知症』の当事者ながら社会で元気に活躍する人を、『みやぎ認知症応援大使』に委嘱して、認知症の正しい理解に一役かってもらうことにした。
18日に、村井知事から委嘱状を受け取ったのは、認知症の当事者で県内在住の50代~70代の4人。
宮城県内でも5人に1人が認知症と推計されているが、『応援大使』の役目は自分たちの経験や活動を発信し、認知症への正しい理解を広めようというもの。
大使の1人で、自動車販売会社に勤める丹野智文さん(50)は、1日のスケジュールをスマートフォンに細かく登録することで「第二の頭脳」として活用し、仕事や生活に支障が無いようにしているという。
『みやぎ認知症応援大使』丹野智文さん
「いま不安をもって家の中で引きこもっている当事者やご家族たちが、表に出てきて活躍できる場を、一緒に作っていきたい」
任期は、12月18日から3年で、市町村職員や当事者家族への講演活動などを行う予定だ。