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「一作目で小ぶりだが、味に間違いない」富谷市で今年初めて栽培・収穫した『セリ』の試食会(宮城)

2024年12月12日 8:00
「一作目で小ぶりだが、味に間違いない」富谷市で今年初めて栽培・収穫した『セリ』の試食会(宮城)

鍋料理や汁物の具として冬の時期に需要が高まる『セリ』。
宮城県内の収穫量は全国トップで、名取市や石巻市などで栽培が盛んだ。
こうした中、富谷市では今年初めて栽培・収穫した『セリ』の試食会が開かれた。

新たな特産品にしようと、富谷市で今年から始まった『セリ』の栽培。

市役所の近くにある2アールほどの休耕田で、収穫作業が本格化している。

市の後押しを受けた地元の農業法人が、有機肥料を混ぜた土と地下57メートルから汲み上げた地下水でセリを栽培し、今年9月に植えた苗は猛暑の影響もなく30センチほどに成長した。

農業法人友美アグリs・岡本敏明さん
「今年は一作目ということで、まだ小ぶりですけれど味は間違いないです」

11日は、収穫しばかりの『セリ』の試食会が開かれ、カモ肉と合わせたセリ鍋が関係者に振る舞われた。
シャキシャキとした食感と、苦味が少なく食べやすい味に仕上がったという。

試食した人
「苦みも少なくてとてもおいしいです」

富谷市・若生裕俊市長
「新しい富谷の特産品に、みんなで育てていただければと思います」

農業法人友美アグリs・岡本敏明さん
「栽培面積をこれから増やして、富谷市を代表する特産品に育てていきたいなと考えています」

富谷市では休耕田を活用して年間2トンの収穫量を目指し「とみせり」としてブランド化を図りたいとしている。

最終更新日:2024年12月12日 8:00