<全国初>国の『民間委託制度』活用 上下水道の維持管理を”民間企業に委託”(宮城・利府町)
宮城・利府町は、上下水道の維持管理や更新を、包括的に民間企業に委託する契約を結んだ。
国土交通省の『民間委託制度』を活用するのは、全国で初めてだ。
利府町と契約を結んだのは、全国で水道事業などを手掛ける東京の「日水コン」など4社で構成する共同企業体の「Rifレックス」。
契約は、上下水道施設の維持管理に加え、老朽化した水道管の更新も盛り込まれているのが特徴で、国交省が導入した『民間委託制度』を全国で初めて取り入れた。
利府町の水道事業は、町内の浄水場などから各家庭に送る送水管や下水管を管理運営している。
今回の民間委託により、町はコストの削減を目指し、安定した水道事業を維持したいと考えている。
利府町・熊谷大町長
「(水道事業の)現状維持が大変な取り組みになる。今後のコストを削減すると同時に、今の水準をどのように維持していくのか期待する」
民間企業への委託費は、来年4月から10年間で34億円で、下水道施設の所有や運営はこれまで通り町が行うという。