×

「分割スイッチが誤作動か」東北新幹線 スイッチ裏に〝金属の切りくず〟走行中に連結が外れた問題 <JR東日本発表>

2024年9月26日 15:13
「分割スイッチが誤作動か」東北新幹線 スイッチ裏に〝金属の切りくず〟走行中に連結が外れた問題 <JR東日本発表>

これは今月19日午前8時7分頃、盛岡駅から仙台駅に向かって走っていた「はやぶさ」と「こまち」の連結が外れて停車した問題。

調査を続けてきたJR東日本は26日午後、問題が起きた車両内で、連結を外すために使うスイッチの内部から金属の切りくずを発見したことを明らかにした。この金属片によって、スイッチを押していないにも関わらず、押したことと同じ作用が働き、走行中に連結が外れたと推定している。金属片は新幹線を製造するときに発生したものが、そのまま車体内部に残っていたとみられている。

これを受けて、JR東日本は連結して運転する全96編成のスイッチを確認したところ、「こまち(E6系)」の10編成から金属片が見つかったため、すでに除去作業を実施したという。また、今回誤作動したスイッチは緊急用で、10月末までにこのスイッチ自体を使えなくする対策もとる予定。

今回の問題で乗っていた約320人にケガはなかったが、東京・新青森駅間の全線で約5時間運転を見合わせ、約4万5000人に影響が出た。

最終更新日:2024年9月30日 17:06