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【特集】新紙幣発行<自動販売機>や<飲食店>の対応状況はー(宮城)

2024年7月3日 19:07
【特集】新紙幣発行<自動販売機>や<飲食店>の対応状況はー(宮城)

新紙幣の発行を受けて、宮城県内の自動販売機や飲食店での対応状況を取材した。

仙台駅前の飲食店。

安斎アナウンサーリポート
「こちらのお蕎麦屋さんでは、まずは食券を買うシステムですが、“新紙幣は使えません。旧紙幣のみ使えます”と書かれています」

3日朝、このお知らせを貼ったという。

「そばの神田」は、宮城県内で8店舗を展開していて、そのうち半分の店舗で券売機の部品を交換するなど新紙幣への対応を済ませたが、残る4店舗では間に合わなかった。

両替用の旧紙幣を多く準備するなどして、3日を迎えたという。

そばの神田 人事・広報担当 小笠原雅子さん
「メーカーに確認したところ、受注が多いため機械の準備が間に合わない。作業をする人の人手不足もある。新しい機械の購入はありませんでしたが、機械が全店で14台あるので100万円以上自腹で支払わなければならなかったのが、苦しいところでした」

一方、仙台市にある自動販売機の管理・運営会社では、3日午前 従業員が新紙幣対応の読み取り機への交換に追われていた。

この会社では、宮城県内だけでも9000台の自動販売機を取り扱っているが、交換が完了したのはおよそ4割にとどまっているという。

サン・ベンディング東北 加藤友人常務
「できるだけ急ごうと思って、去年10月から動き始めた。利用者に不便をかけないように、年内には終わらせるよう努力したい」

このほかの宮城県内の交通機関の対応状況はー。
仙台市地下鉄では、174台ある駅の券売機と精算機のうち70台の交換が完了しているが、残る100台余りはメーカーの生産が追い付かず順次交換するとしている。

一方、460台余りある仙台市営バスの両替機などは、全て新紙幣に対応済みだ。

また、宮城県内にあるJRの券売機はすでに対応作業が完了しているという。