不起訴処分となったのは宮城県東松島市の大工の男性（76）。男性は今年5月、歩道上で公務員の男性(20代)に対して、盗んだ自転車で体当たりしたとして、公務執行妨害の疑いで逮捕・送検されていた。仙台地検はこの事件について、不起訴処分としたことを明かした。理由について、「事件に関する一切の事情を考慮し、起訴を猶予した」としている。
また、男性はおととし10月4日の夜から翌日朝にかけて、東松島市内のアパートで自転車1台などを盗んだ疑いで逮捕・送検されていたが、この事件について仙台地検は3日付で不起訴処分とした。不起訴の理由については「起訴して公訴を維持するに足りる十分な証拠を確保できなかった」としている。