「Jアラート」鳴ったら私たちは? “弾道ミサイル破片落下” 想定 関係機関連携の避難訓練《長崎》
佐世保市で行われた住民の避難訓練。
弾道ミサイル発射を受けた避難を想定しています。
自治体や警察、消防など関係機関が参加し、地域の住民とともに有事の際の連携を確認しました。
訓練は国民保護法に基づくもので、他国から弾道ミサイルが発射され、破片が佐世保市周辺に落下する可能性があるとの想定で実施されました。
(佐世保市の職員)
「今、ミサイルが飛んでいます。島瀬美術センターまで避難してください。こちらから避難をお願いします」
全国瞬時警報システム「Jアラート」の発出と同時に、市の職員が住民を頑丈な建物の地下に避難させて安全を確保します。
破片が落下したとみられる想定の訓練では、倒壊した建物から住民を救出。
また 消防隊員は消火活動にあたり、マスクを着用した自衛隊員は、落下物に有害物質が含まれていないかなどを確認しました。
(総務省消防庁国民保護運用室 荒関大輔 室長)
「危機意識をしっかり持って、万が一の時に自分の想定内で行動することが大切。国民保護の知識や防災の知識を持って、一人ひとりが安全な行動をとることが大切」
訓練は関係機関や地域住民の連携強化が目的で、国や県・佐世保市のほか、地域の防災リーダーなど15の機関から、約120人が参加しました。
(佐世保市の地域防災リーダー)
「実際に講習を受けてみて、誰が私たちを保護してくれるのか。自分の命は自分で守る行動の指針が示されたと思っている」
(佐世保市の地域防災リーダー)
「ニュースで見たことはあったが、身近に思ったことはなくて。他人事ではなく自分事と考えて備えていけたらと思った」
参加者は避難の手順などを確認し、日頃からの連携の重要性を改めて感じていました。