今季初「鳥インフルエンザ」野鳥の死骸から確認 簡易検査「陰性」も遺伝子検査で「陽性」に《長崎》
12日に諫早市で回収された野鳥の死骸から鳥インフルエンザウイルスが確認されたことがわかりました。県は20日、関係者による対策会議を開き対応を協議するとしています。
県などによりますと、12日に諫早市高来町で野鳥が死んでいるとの市民からの連絡を受けて、ヒドリガモ1羽を回収しました。
県が鳥インフルエンザの簡易検査を行ったところ「陰性」でしたが、国立環境研究所に検体を送り、遺伝子検査を行った結果、A型の鳥インフルエンザウイルスが検出されたということです。
県内での鳥インフルエンザの「陽性」確認は今シーズン初めてです。
現在さらに詳しい検査を行っていて、高病原性のウイルスかどうか確認しています。
県は20日、養鶏団体などが参加する防疫対策会議を開き、今後の対応などについて協議することにしています。
県民に対し、死亡した野鳥を見つけた際は素手で触らず、大量に死んでいるときなどは県や近くの自治体に連絡するよう呼びかけています。