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「廃墟状態の空き家をカレー屋に」SNSで話題!島原の豊かな食材詰まったこだわりのカレー《長崎》

2025年3月30日 21:45
「廃墟状態の空き家をカレー屋に」SNSで話題!島原の豊かな食材詰まったこだわりのカレー《長崎》

SNSで話題のカレー専門店。

店の名は『それでもカレーが食べたくて』。

1週間に1度の営業で、こだわりのカレーを提供しています。

長崎市内から、車で1時間半ほど。

海と山に囲まれた南島原市西有家町に去年7月にオープンした
カレー店『それでもカレーが食べたくて』。

(田畑 瑠唯さん)
「今、副菜のジャガイモを作っていて、隣りでルーを作っている状態です」

代表の田畑 瑠唯さん 27歳。

兵庫県出身で、大学卒業後は大阪と東京でユーチューバーとして活動していましたが…。

(田畑 瑠唯さん)
「山を開拓したいという気持ちが出てきて。
日本中で山にある空き家を探していたら、南島原にいい空き屋があったので来ました」

思い立ったら すぐ行動!。3年前、この場所にやって来ました。

ただ…。

(インスタリール動画より)
「今の物件の状況は意味わからないほどボロボロ。でもそんなこの場所で、何かできないか。町を盛り上げることはできないのか。
ぼくは逆にこの廃墟に可能性を感じました。

その結果、カレー屋をつくることに。
資金力もなければ経験もないぼくが、SNSの力で “廃墟” をカレー屋に変えます!」


まちの人たちに手伝ってもらいながら、周辺の砂浜の清掃活動や
ペンキ塗りなどを続け、さらに店の設備も…。

(田畑 瑠唯さん)
「まずこのスープジャー。カレーを保温するための機械ですが、これはラーメン屋さんからいただきました。本当にありがたい」

エアコンも、シンクも…。その多くは、地元の人から譲り受けたもの。


こうしてカレー作りの環境を整える傍ら、レシピから考案したという “こだわりのカレー” は、100回以上の試行錯誤を繰り返して完成させた自信作です。

(田畑 瑠唯さん)
「ここが一番重要で、ミスしたらすべてが終わってしまう。この作業に1時間とか1時間半かかる」

バターとスパイスで香り付けしトマトを加えて、1時間以上炒めたルーに、スパイスに漬け込んだ「雲仙しまばら鶏」を加えて煮込んでいきます。

地元の素材にこだわった副菜も添えれば、完成です。

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