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「間違いありません」妻殺害の初公判 75歳夫起訴内容認める《長崎》

2023年12月14日 21:06
「間違いありません」妻殺害の初公判 75歳夫起訴内容認める《長崎》

今年3月、佐世保市の市営住宅で妻を包丁で刺して殺害したとして殺人の罪に問われている男の裁判員裁判の初公判が長崎地裁で開かれ、男は起訴内容を認めました。

殺人の罪に問われているのは佐世保市世知原町の無職前田 敏臣被告 75歳です。

前田被告は3月13日、自宅で寝ていた妻の英子さん 当時74歳の首を刺身包丁で刺して殺害した罪に問われています。

14日の裁判員裁判の初公判で前田被告は「間違いありません」と起訴内容を認めました。

検察側は、被告に殺人未遂と殺人の前科があることを明らかにした上で犯行の数日前から、英子さんが寝たきりのような状態になり、殺した方が本人も楽になるのではないかと考え犯行を決意したと指摘しました。

一方、弁護側は英子さんの介護や家賃滞納などで追い詰められ「認知機能が低下していた」などとして情状酌量を求めました。

裁判は22日に結審する予定です。