1年の健康と豊作を 縁起物が500軒の家々をまわる五島の伝統行事「おもりさん」《長崎》
五島市では10日、1年の健康と豊作などを祈る小正月の伝統行事「おもりさん」が行われています。
五島市の崎山地区に古くから伝わる「おもりさん」は、昔、平家の落人が畑の中に埋めたとされる経典を頭にかざすとご利益があったという言い伝えから行われています。
紋付、はかま姿の役員らは地区の禅寺でお祈りした後、経典やもち、縁起物の梅の小枝をそえた箱を手に家々をまわりました。
住民たちは玄関先などで 手を合わせ1年の家内安全や健康、豊作などを祈っていました。
おもりさんは11日まで行われ、合わせて500軒ほどをまわるということです。