なぜ?ガードパイプを焦げ茶色に塗装⁉ 地域住民や行政などが参加した色塗りワークショップ 美しい自然に溶け込む「八頭ブラウン」 鳥取県八頭町
10月29日、景観の保全や街おこしを目的に鳥取県八頭町でガードパイプの色塗りワークショップが開かれました。
鳥取県八頭町の国道29号沿いで行われた色塗りワークショップ。29日は地域住民や行政など約25人が参加し、ガードパイプをこげ茶色の「八頭ブラウン」に塗り替えました。この取り組みは、国道29号沿線の魅力を掘り起こし発信しようと設立されたR29活性化委員会が主催し、今回で5回目です。
地元の柿農家
「柿だけ栽培しているだけじゃね、これからの時代は。人の出入りというのかな、それがやっぱりないと。やっぱり農業も後退していくだけなもんですから、そういう思いで協力しています」
国交省鳥取河川国道事務所計画課 足立正樹 課長
「地域の方がガードパイプを景観のために塗るっていうのは珍しい行為だと思います。地域の資源を活かすために皆さん活動されていると思うんで、それを道路管理者でありますけども、国道29号で作業されている方に協力していきたいなと」
八頭町ではガードパイプのほかにも美しい自然に溶け込む「八頭ブラウン」の郵便ポストも登場。周辺の野山と調和する落ち着いた色合いへと生まれ変わりました。
そして、29日は2時間かけて約300メートルの区間を「八頭ブラウン」に仕上げました。
R29活性化委員会 小山由香 代表
「やっぱり通る道とかがきれいだとそれだけでうれしいし、また通りたくなるっていうことが活性化にもつながるかなっていう思いがあって、やっぱり続けるっていうことが大事だなっていま思います」
R29活性化委員会では、11月29日にも国道29号沿いの草取りや植栽を予定するなど、今後も景観保護の活動を行っていくということです。