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樹齢200年以上のクロマツが倒れた原因は? 松江城山公園のクロマツ倒木問題の調査でほかにも倒木の恐れがある木が判明 伐採へ 島根県松江市

2024年7月11日 19:25
樹齢200年以上のクロマツが倒れた原因は? 松江城山公園のクロマツ倒木問題の調査でほかにも倒木の恐れがある木が判明 伐採へ 島根県松江市

6月の雨の影響で、島根県の松江城山公園内にある高さ20メートルのクロマツが倒れた問題で、調査の結果、倒木の恐れがあるとしてクロマツなど4本を14日ごろから伐採することになりました。

松江城の入り口を塞ぐように根本付近から折れたクロマツ。島根県松江市が原因を調べた結果、樹齢は200年以上、キノコの影響で幹の内部が腐って空洞化していて、内部に雨水が浸透していたことがわかりました。

これを受けて7月2日、公園内5箇所で調査したところ、クロマツやセンダンなど新たに4本、倒木の恐れがあることがわかりました。

松江市 松江城・史料調査課 飯塚康行 課長
「以前から幹を支柱で支えてる木っていうのもあるんですけど、白アリが入ってるとかで幹が大分傷んで弱ってる木がありますので、7月18日にですねクロマツ1本は伐採作業しようと思っております」

残る3本も8月を目途に伐採作業を行うということです。一方で本丸周辺にあるソメイヨシノなど周りの景観も松江城の魅力の1つ。公園内に3000本以上の樹木があるということですが、今後の管理はー。

松江市 松江城・史料調査課 飯塚康行 課長
「基本は健全な木であればですね、やっぱり保存していく必要があると思っていますが、観光客の方が多くいらっしゃる所ですので、危険がないように管理していく必要があると思っております」

松江城山公園内には、経過を見守っている古木がまだ30本あるということです。