「ありがたいですね」「ホームセンターに行ってもこういう材料ないので」 米子城跡の伐採木を市が無料配布 受け取りに来た人たちは花瓶の皿や薪ストーブなど使い方様々 鳥取県米子市
問題となっていた伐採木を有効活用です。米子城跡の大規模伐採後に放置され、鳥取県米子市が撤去作業を行っていた伐採木が12月4日、無償で配布されました。
受け取りに来た人
「結構、重たくてね。大きさもいいのがいっぱいあります」
パノラマの絶景など全国的にも人気が高まっている国史跡・米子城跡。この米子城跡を整備するため米子市が、広い範囲で伐採した樹木。一部の市民から放置された樹木が景観を損ねていると指摘され、今年9月に撤去作業が行われました。12月4日は、その伐採された樹木を私生活に役立ててもらおうと希望者に無償で配布されました。用意されたのは、燃料や薪ストーブなどに使える樹木45本分、約1千カット。1人7カットずつ配られました。
受け取りに来た人
「花瓶の皿にしてみたり。ホームセンターに行ってもこういう材料ないので」
「(使い途は)ストーブ、薪ストーブ。ありがたいですね。あたたかい冬を過ごしたいと思います」
中には、この伐採木を障害者施設にある薪ストーブに使い、暖を取りたいという人もー。
障害者施設の関係者
「障害のある方は、エアコンのぬくもりではなくて薪ストーブの暖かさだと身体の動きが全然違うんです。(無償配布は)とてもうれしい」
一時は、問題となっていた米子城跡・大規模伐採の樹木。米子市では今後も整備に伴い発生する伐採木の無償配布を検討するとしています。