全校児童3人による閉校前最後の学習発表会、高尾っ子祭り 「最後の高尾小学校にいられるのをうれしく思いたい」 地域の人も招待しバンド演奏や落語を披露 島根県奥出雲町
来年3月に閉校する島根県奥出雲町の高尾小学校。最後の学習発表会が行われました。
11月17日、島根県奥出雲町にある高尾小学校で全校児童3人による学習発表会、「高尾っ子祭り」が行われました。
児童数の減少により来年3月に高尾小学校は閉校。4月から町内の三成小学校への編入が決まっています。最後の学習発表会を楽しんでもらおうと地域の人たちも招待。児童が考えたキーホルダー作りの店やゲームなどを楽しみました。
3年生 岸本結生さん
「最初はヨーヨー釣りしたいと思っていたけどヨーヨー作るの大変だったからボールになりました。すごくいっぱい来てくださいました」
また学校に残っていた古い写真の展示も行われ、訪れた人は懐かしい姿に見入っていました。
平成2年卒業生
「すごい懐かしいですね。僕の時で全校児童31とか32人でちょうどそのころに全校生徒全員が一輪車乗れるとかなった」
ステージでは児童と先生によるバンド演奏も。この日のために練習を重ねてきました。演奏が終わると会場からは温かい拍手が送られました。
子どもたちが活躍する裏で保護者やOBの力も必要不可欠。朝から会場の準備や昼食のおむすびや豚汁を作り訪れた人たちに振る舞っていました。
そして高尾小名物、落語の披露も。この学校で落語ができるのも残りわずかです。
お客さん
「毎回毎回面白さがパワーアップして同じネタでも何回も笑ってしまいます」
「もうここのファンです。寄席があると必ず応援に来ています。閉校で悲しい思いはしますけど 飛躍できる統合の学校になってほしいなと思います」
6年生 岸本大輝さん
「あんまり終わりだ終わりだって悲しむんじゃなくて逆に最後だから最後の高尾小学校でいられるのをうれしく思いたいです」
高尾っ子であることを誇りに思いながら子どもたちは残り少ない学校生活を過ごします。