「野球を続けたい!」 女子硬式野球部が全国に次々 鳥取県には部員2人だけの野球部が誕生 目標は“甲子園” 島根県の女子野球部は6年目 部員46人は県外からも

倉吉市にある倉吉北高校。甲子園に出場経験のあるこちらの高校に、この春、鳥取県で初めて女子硬式野球部が誕生しました。この春入部したのは2人の新入生、鳥取市出身の田中りなさんと谷口実花(みはな)さん。2人とも兄の影響で小学校から野球を続けてきたといいます。
Q.女子野球部ができると聞いたときはどうでした?
田中りなさん
「正直めちゃめちゃうれしかったです」
谷口実花 さん
「倉吉北高に野球部ができるって聞くまでは(男子野球部の)マネージャーをしようと思ったんですけど、倉吉北高に女子野球部ができて小・中と続けてきた野球を高校でも続けたいなと思って」
■女子野球部は全国で増えている!
実は、高校女子硬式野球チームの数は全国で増えています。2018年には27チームだったのがこの5年間で60チームへと倍以上に増加。さらに、2021年から全国高校女子硬式野球選手権大会の決勝が甲子園で開催されるなど盛り上がりを見せています。
■1期生・2人だけの野球部が始動
2人を指導しているのは倉吉北高校野球部OBの川西功徳さんです。
倉吉北高校 女子硬式野球部 川西功徳 監督
「逆に2人だから一生懸命今年一年(野球を)勉強しようと、それができるようになって、それが教えられるようになれば彼女らにとってもプラスになるかなと思って、まず甲子園目指そうというのを目標にしています」
練習中もとにかく仲が良く、笑いの絶えない二人。1期生だからこそ、明るく楽しい自分たちの部活を作っていきたいといいます。
田中りな さん
「まずは部員を集めて練習試合からできるようにしたい」
谷口実花 さん
「甲子園に出ることが目標です」
目指すは高校女子野球部の頂点。たった2人での挑戦が始まりました。
■島根県には山陰で最初に女子硬式野球部が誕生した高校が
一方、島根県川本町の島根中央高校。ここでは山陰で初めて高校の女子硬式野球部が作られました。今年で創部6年目、部員数は46人に達します。(2019年活動スタート)