“写真はコミュニケーションの一部”鳥取聾学校写真部の展示会 全国規模の大会で金賞と銅賞を受賞した2作品や写真甲子園に応募した作品など32作品を展示 鳥取県鳥取市
“写真はコミュニケーションの一部”として活動している鳥取聾(ろう)学校写真部。部員たちの作品展が鳥取市で開催されています。
生徒たちが使っている人工内耳が無造作に置かれた作品や作品名「夕日の木」、全国の写真コンクールで入賞した美しい影と生徒をとらえた作品など。鳥取市の中電ふれあいホールでは、2月21日から鳥取聾学校写真部の8人が撮影した写真の作品展が開かれています。
会場に並ぶのは、写真甲子園に応募した作品など生徒たちが撮影したえりすぐりの32作品が展示されています。中でも今年は、部員の2人が全国学芸サイエンスコンクール中学生の部で金賞と銅賞を受賞するなど快挙を成し遂げています。
金賞受賞 鳥取聾学校中学部2年 田中優那さん
「とてもびっくりしました。本当?うそだよねと信じられない気持ちでした」
銅賞受賞 鳥取聾学校中学部2年 板倉昊大さん
「秋は影がきれいなので、いい写真を撮れるチャンスがあったので、いい写真が取れました。きれいな場所に人が写っている写真を撮ってみたいなと思います」
この展示会は今年で36回目。鳥取聾学校写真部は、写真を撮影して他者とのコミュニケーションをはかるため、県内各地での撮影に長年取り組んでいます。
鳥取聾学校写真部顧問 尾田将史 教諭
「こんな風な思いで撮ったのかなって想像しながら見てもらったらうれしい。多分心が温まる作品ばかりですので、是非見て心も温かくなってほしいなと思っています」
この作品展は、2月24日まで開催されています。