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サンフレッチェ広島の本拠地に新スタジアム! 鳥取の砂丘地を生かして育った良質な芝を使用 その特徴とは…

2024年2月7日 18:41
サンフレッチェ広島の本拠地に新スタジアム! 鳥取の砂丘地を生かして育った良質な芝を使用 その特徴とは…

広島市に完成した新しいサッカースタジアム、「エディオンピースウイング広島」。新スタジアムのピッチで使われているのは、鳥取県中部で生産されている芝です。全国にも広がるその魅力とはー。

広島市に完成したサッカーJ1・サンフレッチェ広島の本拠地となる新スタジアム「エディオンピースウイング広島」。竣工式には、広島市長やサッカー関係者など200人余りが出席しました。新スタジアムの特徴は、最前列とピッチまでの距離が、わずか8メートルという臨場感が味わえたり、国内最大級となる横32メートル、縦9メートルの大型ハイビジョンが完備されたりなど大迫力でサッカーの試合を楽しむことができます。

そして、この新スタジアムのピッチに張られている「芝」。実は、鳥取県北栄町で作られたものなんです。「芝」の栽培が行われているのは、鳥取県中部の砂丘地。そこにあるのは、きめ細かい良質な砂。ここで育てた芝は、水はけがよく、擦り切れなどからの回復力に優れているのが特徴です。これらが評価され、国立競技場など日本各地のスタジアムなどでも使われています。

また、通常の芝は夏を2度越したら出荷されるのがほとんどだと言いますが、今回、広島の新スタジアムで使われる芝は、夏を3度越したものになります。

チュウブ本店営業部 磯井幹人 次長
「根の厚みと伸びが充実。根がしっかりしていることで、芝を張った後にも乾燥に強いエネルギーをためているので今後の生育にも良いです」

大切に育てられた鳥取の芝が多くの人の目に留まる新スタジアムの完成。「エディオンピースウイング広島」は2月10日、サンフレッチェ広島とガンバ大阪のプレシーズンマッチでこけら落としです。