闇バイト強盗事件で高まる防犯意識…“犯罪者が嫌がる4原則”とは?防犯グッズを選ぶときには「CPマーク」に注目!
関東で相次ぐ闇バイト強盗をうけ、防犯対策への関心が県内でも少しずつ高まっています。
侵入窃盗や強盗などの被害を防ぐ基本的な防犯対策とは何か、取材しました。
関東で相次ぐ闇バイト強盗。住宅を狙った侵入窃盗や侵入強盗は近年増加傾向にあります。
住宅を狙った侵入窃盗認知件数は2014年からの10年間を見ると、おととし2022年まで減少していましたが、去年はその前の年に比べて1割増えました。
侵入強盗も2年連続で増加しています。
被害を防ぐためにはどのような対策が有効なのでしょうか。
★防犯アドバイザー・犯罪予知アナリスト 京師美佳さん
「犯罪者が嫌がる4原則というものがあります 音・光・時間・人の目。時間、ここがもっとも有効なところなんですけれども、とにかく侵入するのに時間がかかるように対策していただくと、どんな犯罪者にも有効な対策になります」
まずは防犯4原則の「時間」をみていきましょう。
ホームセンターをのぞいてみると、さまざまな防犯グッズが並んでいました。
★DCM三内 佐藤高光店長
「こちらのサッシの補助錠を取り付けていただくと、もし窓の鍵の部分が開けられたとしても補助錠が窓を開けられないようにできる」
「連続強盗事件を受けてから、こちらの売り場に普段いらっしゃらなかったお客様も多く足を止めて商品を手に取っていかれる方も多いなと感じております」
防犯4原則の「光」には、人などの動きを感知すると自動で点灯するセンサーライトが有効です。
そして防犯4原則の「音」にはこんな商品がありました。
★DCM三内 佐藤高光店長
「こちらの商品は庭に敷いていただいて外部から人が入ってその上を歩くと、通常の砂利よりも大きな音がするといった商品になっております」
踏むと大きく音がする防犯砂利。
侵入をためらうきっかけになるといいます。
これらの防犯グッズを選ぶときの注目のポイントがあります。
★県警生活安全企画課 櫻田道夫次長
「防犯性能の高いCP部品に交換するというのも有効です」
設置すると、侵入に5分以上かかることが警察庁などに認められた防犯グッズはCPマークを使用することができます。
侵入に「5分」を要するとおよそ7割の侵入者はあきらめるとされているので防犯グッズを選ぶ参考になります。
★県警生活安全企画課 櫻田道夫次長
「まずは日頃からの心がけとして在宅時は短時間でもドアや窓の鍵をかける、来訪者には不用意にドアを開けず相手を確認する、電話で在宅状況家族資産について聞かれても答えない、必要以上に自宅に現金を置かない」
警察も常日頃からの防犯対策を呼びかけています。
万が一に備えて家族で話し合うことも必要です。