「次の180年目に向かって…」春を呼ぶ“八戸えんぶり”開幕 中心街では勇壮な一斉摺り 青森県八戸市
県南地方に春を呼ぶ国の重要無形民俗文化財「八戸えんぶり」が開幕し、豊作を祈る勇壮な舞が披露されています。
八戸市の長者山新羅神社に夜明け前から多くのえんぶり組が奉納のため集まりました。
最初に摺りを奉納する一番札を取ったのは4日前から並んだ妻神えんぶり組です。
★妻神えんぶり組 馬場豊樹親方
「次の180年目に向かっての一歩というような、そういったえんぶりにしたいなと思っています」
午前7時、のろしに合わせて妻神から順に34のえんぶり組が神前に舞を奉納し五穀豊穣を祈りました。
このあとえんぶり組は行列を組んで中心街へ繰り出し勇壮な一斉摺りを披露しました。
太夫と呼ばれる舞手たちが笛や太鼓の囃子に合わせて大地を摺るように烏帽子を揺らします。
子どもたちもめでたい松の舞やえびす舞などを愛嬌たっぷりに演じて沿道を沸かせていました。
★見物客
「勢いとかすごくてかっこよかった」
豊作を祈願する八戸えんぶりは今月20日まで行なわれます。