【愛媛マラソン】パリパラで銅メダル獲得をサポート!ガイドランナーの次なる挑戦
愛媛マラソンスペシャルです。きょう紹介するのは去年、パリパラリンピックの陸上女子ブラインドマラソンでガイドランナーを務めた西予市出身の若きランナーです。
山下選手:
「世界の舞台を経験して挑む愛媛、地元のレース」
日の丸を背負い、世界で戦う若き県人ランナー。東温市在住の山下克尚さん(30歳)です。
「あわよくば優勝争いにからめるような練習はできてきている自信があるので」
去年のパリパラリンピック・陸上女子ブラインドマラソンで道下美里選手をガイドランナーとしてサポート。銅メダル獲得に貢献しました。
「ブラインドマラソンの合宿に行くと距離をかなり踏むので、それが今回のマラソンに生きてくるかなと思っている」
そしてその2か月後、山下さんは選手として茨城県で開催された「つくばマラソン」に出場。2時間22分5秒の自己ベストで3位入賞を果たしました。
「自分の中では今回が一番走り込みができていますし、身体も仕上がっているかなと感じていて。イメージとしては 2時間20分切りを目安に戦っていきたい」
愛媛マラソンは今年で8回目。上位争いを目指す山下さんを常にそばで支えているのが…
「妻はマネージャーというかタイムとか給水のサポート」
妻・瑞絵さんです。
瑞絵さん:
「伴走者として世界で戦っているので、その夫を支えるために私ができることはやっぱりサポートとか、食事とかくらいしかないので」
山下選手:
「本人(妻・瑞絵さん)も愛媛マラソン走るんよ」
Q.ことし走るんですか?
「今年走るんよ、初マラソン」
夫婦そろって愛媛マラソンに出場するのです。
この日はスピード練習。前日の40キロ走とのセット練習で、あえて身体に負荷をかけます。
山下選手:
「マラソン後半の身体の重くなった状態で、どれだけ動かせるかというところを意識して走ったが、後半の本数にかけてタイムを落とすことなくしっかり追い込めたので、いい状態でここまで来ているのかなと」
「お疲れさん、ありがとう。きつかった―」
“感謝の気持ちを結果で表したい”と山下さんも気合いが入ります。
山下選手:
「妻には感謝しかないので、先にゴールして妻を迎えに行くのが僕の目標です」
瑞絵さん:
「私は完走を目標に前に進み続けて、夫が少しでも早く迎えに来てくれるように頑張って走りたいと思う」
夫婦で走る初めての愛媛マラソン。二人三脚で早春の伊予路に挑みます。