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年間11億円超の経済効果見込む「松山-台北」直行便復活で 愛媛の観光スポットは

2024年3月12日 18:30
年間11億円超の経済効果見込む「松山-台北」直行便復活で 愛媛の観光スポットは
3月6日に再開した「愛媛・松山-台北便」

今月6日、愛媛・松山と台湾の大都市・台北を結ぶ定期路線が4年ぶりに復活!

松山-台北便は、2019年7月に運航を開始したものの、新型コロナ感染拡大の影響でわずか7か月で運休となっていました。

現在、毎週(水)と(日)2往復運航していて、エバー航空によると、再開後、台北からの便は全てほぼ満席となったということです。

台湾の観光客は何を求め、何をしに愛媛に来ているのか?注目すべきポイントがありました。

まずは、観光スタイル。

Q.愛媛で一番良かったところは?
台湾からツアーで旅行中
女性:「松山城」
男性:「松山城。景色がとてもよかった。お城はとても大きくて、一番上に上って、全景を見ることができます」

男性:「道後!私は"坊っちゃん”が好きなんです。とても有名で、"夏目漱石」

杉本記者:
「道後温泉の駅前には、こんな風に台湾や韓国からのツアー客の方を乗せたバスが続々と来ています」

そう、多くの人が30人程度の‟ツアー”を利用しての来日!

きのうの朝、たくさんのバスを見送っていたホテルでは…

奥道後 壱湯の守 安宅洋史支配人:
「3月はバスでいうと6台、4月は20台のご予約を頂いております。非常に親日家の方が多いなと感じておりまして、すごくフレンドリーに接して頂いております」

客室は6月末まで満席!ホテルでは台湾人スタッフが活躍

こちらでは、台湾からの宿泊客が今月は先月の2.8倍にあたるおよそ1000人、来月はその2.8倍にあたるおよそ2800人と急増。

現在、台湾人宿泊客の割合は、全体の1割程度ですが、直行便の再開と共に予約は増え続け、客室は6月末までいっぱいだといいます。

台湾からの観光客が増える中、活躍しているスタッフが…

安宅支配人:
「台湾からの修学旅行、団体様がいらっしゃったときに、通訳を買って出てもらって非常に助かっております」

ワーキングホリデーで台湾から来日している陳さんと林さん!日本語やホテル業務を学ぶため、レストランでの接客や客室の清掃を担当しています。

台湾からワーキングホリデーに 陳さん(26):
「おもてなしを勉強していますね、 日本のおもてなしがめちゃすごいです。お客さまが急に何かほしい時に、まだ手を挙げてなくても、(スタッフは)みんなすぐ分かりますね」
Q.台湾の人には愛媛で何を楽しんでほしい?
「日本の風景と奥道後の食事がめちゃおいしいです。寿司とフレンチトーストですね」

台湾からワーキングホリデーに 林さん(27):
「お部屋とかトイレとか探している時、それは私たちが翻訳すると分かりやすいと思います」

Q直行便の再開どう思う?
陳さん:
「めちゃ便利ですね。私のふるさと台中にありますから。すぐ来られますね」

林さん:
「(これまでは)まず高松空港に行って、それから特急に乗り換えて、こっちに着くんですね。便利だと思いますね」

台湾人観光客に人気の“愛媛の味”は?

ところで、旅の大きな楽しみのひとつでもある「食べ物」。

台湾の皆さん、「愛媛で一番美味しかった食べ物」は何ですか?

男性:「ミカン!こんにゃくミカン。こんにゃくとミックスしたみかん!」
男性:「オレンジ!」
女性:「ストロベリー!訪れたスーパーマーケットの」

ご近所の仲良し3家族で四国一周中のこちらのグループも…?
「ミカン!」
女の子:
「おいしい!みかん」

女の子の手には、ミカン味のお餅とミカンのおもちゃ!皆さん、‟愛媛のミカン”がお気に入りのようです。

人気のしまなみエリア「コロナ前の姿に戻りつつある」インバウンドの増加に期待

ところ変わって、今治市です。サンライズ糸山に到着したのは、エバー航空の社員と台湾のメディア関係者ら17人。

県が台湾からの観光客を愛媛に呼び込もうと企画した、県内の観光地を巡るツアーの参加者です。

エバー航空 陳耀銘副社長:
「本当に素晴らしい天気の中で、こうしてサイクリングこんな体験ができるのは素晴らしいと思います。青い空・青い海。本当に素晴らしいです」

まずは、国内外の観光客に人気のしまなみ海道のサイクリング体験です。

参加者は橋の上で瀬戸内海の景色を眺めたり、記念写真を撮ったりして楽しんでいました。

続いて訪れたのは、今治市大島の亀老山展望公園。

台湾のメディア関係者:
「高所恐怖症なので、最初は少し怖かったけど徐々に慣れて景色の美しさに注目がいって楽しかったです」

「美しい景色の中に唐突感もなくこんな素晴らしい展望台をここに建てることができてすごく良い(観光スポット)と思います」

しまなみ絶景に魅了された参加者たち…道の駅・よしうみいきいき館で、瀬戸内の新鮮な海の幸を炭火焼きで堪能します。

参加者たち:
「とても新鮮な海鮮で本当に楽しい体験です」
「海沿いで炭火で焼けるのが珍しいです。海鮮のオリジナルの味が食べられる」

台湾出身のスタッフを採用して、インバウンドの増加に期待を寄せている「いきいき館」。

よしうみいきいき館 村上雄大さん:
「かつてのコロナ前の姿に戻りつつあり非常に嬉しく思っているので、またコロナ前以上に台湾 海外のお客さまにも多くしまなみ海道に遊びに来てもらえたらなと思います」

食事の後は、お土産タイム。中には両手に持ちきれないほど購入する人も!

Q.愛媛で土産に使った金額は?
台湾のメディア関係者:
「10万円くらいです。あとで高島屋に行ってショッピングをします」
Q.残りはいくら使う予定?
台湾のメディア関係者:
「上限がないです!」

エバー航空 陳耀銘副社長:
「もっとたくさん台湾の方に知らせなければいけないです。こんな素晴らしい所があるのを。直行便が飛び始めましたので、この機会を利用してもっとたくさんの台湾の方に知らせて、そして日本の方もぜひ私たちの飛行機に乗って台湾に来てほしいです」

3割の来店客が中国や台湾から!道後の飲食店も受け入れ準備

先ほど、松山城で出会った黄さんたちに、再び道後で遭遇しました!

黄さん:
「いろいろお土産!(レモンのお酒)今晩飲みます。みかんもち!ゆずお茶。レモンもち!」

愛媛の柑橘づくしのお土産を、ゲットしていました!

すっかり夕食の時間、黄さんたちがたどり着いたのは…今月5日、直行便の再開と共に道後温泉本館のすぐそばにオープンした飲食店です。

七福神 道後本店 松矢哲男店長:
「例えば一番のおすすめは宇和島鯛めし、松山の鯛釜めし。この2つがおススメでございます。今(メニューに)韓国語と中国語を準備している段階になります」

じゃこ天や南予の郷土料理などおよそ40の伊予料理を提供。2階建ての店内には、俳句や県内各地の風景の写真を掲示し、愛媛の文化も紹介しています。

道後地区にある系列の4店舗では、最近、来店客の3割が中国や台湾からの観光客だということです。

松矢店長:
「外国の方がストレスにならないようなお店にして、ほんとに楽しんで帰って頂けたらなと思っております」

黄さんたち、炊き込みの鯛めしや刺身を堪能していました。

年間およそ11億6800万円の経済効果が見込まれる台湾との直行便。桜シーズンに入る今月20日から4月末までは、週4日に増便して運航される予定です。