自宅に火をつけ全焼させたか 周辺の住宅8棟にも延焼 73歳男を放火疑いで逮捕
10月13日深夜 宇和島市内
今月、愛媛県宇和島市で民家1棟が全焼し周辺の民家8棟に延焼した火事で、火元となった家に住む73歳の男が放火の疑いで逮捕されました。
現住建造物等放火の疑いで逮捕されたのは、宇和島市川内の無職、阿部安明容疑者(73)です。
警察によりますと、阿部容疑者は今月13日の午後10時半ごろ、70代の女性と2人で住む木造2階建ての自宅に火をつけた疑いが持たれています。
火はおよそ3時間後に消し止められましたが、容疑者の自宅が全焼した他、周辺の住宅8棟にも延焼しました。
出火当時、同居していた女性は不在で、けが人はいませんでした。
捜査関係者によりますと阿部容疑者は出火当時、放火をほのめかす言動をしており、警察が事情を聴いていましたが容疑が固まったとしてきょう逮捕しました。
調べに対し、阿部容疑者は「家に火をつけ全焼させたことに 間違いありません」と容疑を認めているということです。
警察は当時の状況や動機などについて調べを進めています。