「道の駅・産直市」でおいしい秋を発見!各地自慢の食材使った“秋の限定メニュー”特集【愛媛】
日に日に秋が深まる愛媛県内。「食欲の秋」という方も多いのではないでしょうか。
そこでCH4.秋味調査隊が、県内の道の駅や産直市で美味し~い秋を探しました。
「道の駅 ふたみ」でミカンの詰め放題 500円で何個入る!?
CH4.秋味調査隊がまず向かったのは、伊予市双海町の「道の駅 ふたみ」。産直市から調査開始です。駅長の中川さんに案内してもらいます。
建物に入ってすぐ。ドーンと構えるのは、温州ミカンのトップバッター「極早生ミカン」です。
高野真子アナ:
「極早生ミカンが始まるとミカンの季節が来たなってなりますね」
道の駅ふたみ 駅長 中川知香さん:
「特に今年の極早生は本当に甘くておいしいし、生産者さんからもいっぱい取れたっていう声を聞きますので、たくさん買っていただきたいです」
その隣には。
中川さん:
「詰め放題という形にしておりまして」
極早生ミカン。なんと500円で詰め放題!
高野アナ:
「ルールはあるんですか?」
中川さん:
「袋に入りきるまで、あとは食べきれるまで。まだ入ります」
高野アナ:
「めちゃくちゃ重量感。重っ!」
数えてみると、44個で500円!
高野アナ:
「大丈夫なんですか。愛媛じゃないとできないですよね?」
中川さん:
「これは愛媛だけでしかできないと思います」
極早生ミカンの詰め放題は、ミカンの量が確保できるあいだ続きます。そのほか、伊予市特産のキウイや、これからのお鍋シーズンに、肉厚なシイタケなど秋の味覚、盛りだくさんです。
脂がのった今が旬!“下灘のハモ”を使った限定メニュー
中川さん:
「1日5食限定の秋の新メニューができましたので」
海が見えるレストラン「モンドブルー」です。その新メニューの食材が…
モンドブルー サブシェフ 金桝知輝さん:
「下灘のハモです」
双海町の下灘地区は、全国有数のハモ水揚げ量を誇ります。
金桝さん:
「愛媛のハモは肉厚で、味もしっかりしてて美味しいと思います」
ところで、ハモは一般的には夏が旬というイメージがありますが?
金桝さん:
「今の時期は結構脂が乗って美味しいと思います」
産卵を終えて食欲が増すことで、身に脂がたっぷり乗るとのこと。
高野アナ:
「すごい香ばしいですね。焼くとさらに、身の厚さや見た目が変わるんですね」
香ばしく焼き目を付けた後に加えるのが、ハモの骨から出汁を取った甘辛い秘伝のタレ。 まわしかけて煮詰めていきます。
ハモを地元の農家から仕入れた新米のご飯の上へ。ボリューム満点。1日5食限定の「はも重」です。
高野アナ:
「ハモの身がフワッフワでうま味がギュッと詰まってほんのり甘いです。ハモがこんなにジューシーだとは思わなかったです」
さらに、スイーツにも秋の限定メニューが登場です。
中山の栗とほうじ茶のソフトクリーム、自家製ガトーショコラのパフェに…
こちらも中山の栗をトッピング、ほうじ茶のシフォンケーキ。
「道の駅 ふたみ」だからこそできる贅沢。海を眺めながら、秋を感じてみてはいかがでしょう。
「道の駅 みま」で新米をとことん楽しむ!卵料理の食べ歩き企画も
続いて向かったのは…
中井修記者:
「宇和島市三間町です。すでにほとんどの田んぼで稲刈りが終わっています」
8月下旬から収穫の始まる南予の米どころ、宇和島市三間町。道の駅みまでは、新米コーナーが設置され一ヶ月半がたちますが、まだまだ大盛況です。その新米をとことん楽しめるのが…道の駅にあるお食事処「おだいし庵」。
おだいし庵 家森誉雄店長:
「地元の農家さんから三間米を仕入れて、新米出てからずっと新米使っています」
新米がうれしい期間限定のメニューがこちら。ごはんの上に宇和海産のマダイのカツを乗せ、三間町産タマゴでとろとろに仕上げた「鯛カツ丼」。
家森さん:
「奥伊予四万十街道グルメスタンプラリーというので、卵卵街道というのをやってまして。11月の30日までの期間限定のイベント」
卵卵街道(らんらんかいどう)は、南予地区と高知県の道の駅8駅で行われているタマゴ料理の食べ歩き企画。
11月末までの開催なので、各駅のタマゴ料理が食べられるのは残り1か月余りです。
中井記者:
「存在感のある新米、タマゴ、真鯛のカツ全てが一緒に合わさってとてもおいしいです」
そして今週末、道の駅みまでは、「四万十川流域フェスタ」を開催します。
四万十の栗おこわやお酒。松野町の栗スイーツなど、周辺地域の味自慢が集まります。
「おだいし庵」でも特別なメニューを考えているそうで…
家森さん:
「農家さんが里芋出してる時期になりましたんでその芋を使って」
三間米のおむすびと地元の野菜がたっぷり入ったいもたきが登場します。
家森さん:
「四万十流域のお店や三間のお店のおいしいものが出回ってますんで、我々もお待ちしてます」
「さいさいきて屋」に“黒い宝石”!料理人にも人気の希少な食材とは…
最後は、JAおちいまばりの直売所、さいさいきて屋です。
秋の味覚が並ぶ中、こちらで見つけたのは。
さいさいきて屋 八塚麻衣子さん:
「秋の果物が始まりましてミカンが始まり、続いて柿、そして、こちらです」
フランス原産の黒イチジクです。
八塚さん:
「JAおちいまばり管内にはイチジクを出されている方が100から150人くらいいるんですけど、黒イチジクはほんのわずか10人に至らないくらいの人数」
国内では栽培が難しく収穫量が少ないことから「黒い宝石」と呼ばれることもあるのだとか。
さらに!
八塚さん:
「イチジクのシーズン自体は8月から11月なんですけど、こちらの黒イチジクは9月から11月のこの2か月の期間です」
この直売所では黒イチジクを買い求めようと開店前に並ぶ人もいて、昼ごろには売り切れになることもよくある人気の秋の果物だといいます。
八塚さん:
「一般のお客さんはもちろんですけど、身近なレストランの方(料理人)とかに結構人気の商品になっています」
さいさいきて屋の中にあるSAISAICAFEでは。
古川志織店長:
「年齢問わず性別も問わず人気の商品です」
直売所に入ったばかりの黒イチジクをたっぷりと使った「黒いちじくタルト」。
三宅那央記者:
「この甘さとつぶつぶの食感が秋を感じますね。生クリームとタルトのこの組み合わせが最高です」
古川さん:
「皮ごと食べられる濃厚な甘いイチジクです。モーニングの時間でも朝から食べている人が結構います」
幻の黒い宝石とも呼ばれる黒イチジクを使った「黒いちじくタルト」は、11月中旬までのなくなり次第終了の限定販売です。
この時期だから味わえる味覚の数々。ちょっと足を延ばして、愛媛の秋を満喫してみてはいかがでしょうか。