県内5つの大学・短大で入学式 今治明徳短大で“留学生”が新入生の4割以上占める
きょうは県内5つの大学・短大で入学式が行われました。なかには新入生の半数近くが留学生という学校も…。
愛媛県民文化会館で行われた松山大学の入学式には、大学と大学院の新入生や保護者らが出席しました。
式では、新入生を代表して経済学部経済学科の玉木大雅さんが宣誓しました。
経済学部経済学科 玉木大雅さん:
「学問研究に励み、人格の向上に努め、常に社会の一員としての責任を自覚し、将来有為の人材となることを誓います」
続いて、新井英夫学長が「目の前の課題に積極的に挑戦し、互いに切磋琢磨することができる一生の友人を作ってください」などと、お祝いの言葉を贈りました。
経営学部や人文学部など5学部6学科、あわせて1328人が新たな一歩を踏み出したきょうの入学式。
会場には“松大みきゃん”もお祝いに駆けつけました。
経済学部に入学:
「4年間を通して新しいことに挑戦してたくさんのことを学んでいけたらいいなと。経済のことを中心に学んで自分の将来につながるような大学生活を送りたい」
人文学部に入学:
「自衛官になりたいのでそれに向けて運動系のサークルや勉強を頑張っていきたい」
経済学部に入学:
「教員免許の資格取得をして教員になれるように頑張りたい」
人文学部に入学:
Q.後ろのメンバーは?
「全員野球部です。部活動で神宮大会に出場することはもちろん大学生として学生の本業である勉強を両立できるように頑張っていきたい」
変わって、今治明徳短期大学では、79人が新たな一歩を踏み出しました。
今治明徳短期大学 泉浩徳学長:
「今年度の新入生はアジア各国からたくさんの留学生の方に来ていただいております」
よく見ると、新入生の多くが…外国人。中国やネパール、ベトナムなどからの外国人留学生が35人と4割以上を占めているんです。
入学生代表 幼児教育学科 青野里和さん:
「同じ目標を持つ仲間と切磋琢磨しながら日々努力を怠ることをなく精進し、これからの2年間成長し続けることをここに誓います」
少子化や若者の都市部への流出などで、学生の数の減少が大きな問題となっているこちらの短大。積極的な留学生受け入れに舵を切ることで、この春の新入生は去年より33人増加。留学生は21人も増えました。
泉浩徳学長:
「日本に来て日本語を学んでそれを企業で活かして働いていきたいという学生が増えてきている。専門的知識を学んでもらって地元の企業または日本の企業に就職してほしいと考えている」
学生数の増加だけでなく、今治市内の人材不足解消も大きな狙いです。
スリランカからの留学生:
「2年間勉強し終わってからホテルで仕事します、今治で」
留学生のほとんどは、国際観光ビジネスコースで必要な資格の取得などを目指します。
今治明徳短期大学では、インバウンド客が多く訪れる市内の施設や企業で活躍できる人材を育てたいとしています。