石手川ダムの貯水率が90%台に回復 4か月半にわたる取水制限を解除【愛媛】
このところの雨で、松山市の水がめ 石手川ダムは貯水率が平年並みに回復し、去年11月からおよそ4か月半続いていた取水制限が、きょう全て解除されました。
石手川ダムでは、雨不足の影響で、去年秋以降貯水率が平年を下回る状態が続き、ダムを管理する松山河川国道事務所では去年11月16日から農業用水などの取水制限を開始しました。
今年1月末には貯水率が40%を下回ったことから、上水道も3%カットするなど取水制限を強化していました。
先月下旬以降の雨で貯水率は上昇し、きょう午前5時には貯水率が平年並みの89%に回復しました。
こうした事から松山河川国道事務所では、利水者らで組織する渇水調整協議会を開催し、午後2時に全ての取水制限を解除しました。
これに伴い、松山市では去年秋以降実施していた減圧給水や市民への節水の呼びかけを中止しました。
石手川ダムの貯水率は、きょう午後3時時点で90.9%となっています。