20年ぶり「新紙幣」きょう発行 銀行では両替求める人の行列も
ぐんぐんと上がる気温の中。静かに超重要任務が遂行されていたのは、銀行のための銀行、日銀松山支店。
杉本記者:
「いま、新紙幣を中に入れたジュラルミンケースが出てきました!重たそうですね…お~」
全国で発行された新紙幣の受け取りに、県内の金融機関の関係者が続々と訪れていました。きょう、松山支店からは167億円の新紙幣が県内の金融機関に払い出されたそうです。
目の前の銀行では…
行員:
「1000円札が5枚と5000円札が1枚」
男性:
「こんなデザインなんだなと、家族できょうの夜にでも盛り上がるんじゃないですかね」
女性:
「新しくなるので、どんな感じなのかな?って」
20年ぶりに生まれ変わった新紙幣を手に入れようと、多くの人が「両替」に訪れていました。
伊予銀行 本店営業部 池之内茉依さん:
「きょう開店前から10人~15人くらいの方が並ばれていて、ほとんどの方が新紙幣の両替で並ばれてました」
こちらの店舗ではきょう1日で普段の倍以上、199件の新札両替があったそうです。
女性:
「改めて見たらデザイン結構変わってるんだなと思います」
男性:
「きれいですね」
きょう発行された新紙幣。お札の「顔」が変わったほか…
新紙幣を手にした女性:
「あっ!動きますね、へ~。動かしたらこっち見てる感じで」
世界で初めてお札を傾けると立体的な肖像が左右に回転する「3Dホログラム」技術が採用されています。
日本銀行松山支店 佐々木仁支店長:
「前回の経験をご参考までに申し上げますと、大体1年間に約6割程度の紙幣が入れ替わっておりますので、これまでの紙幣は引き続き使えます」
ところで、きょう新紙幣を手にした皆さん、「使い道」は??
女性:
「きょうは使わずにとっておこうかなと思います」
男性:
「使いません!これ見ながら飲みます」
男性:
「これが通るかどうか…ドキドキですね。通らないと業者に言わないといけないですからね」
新1000円札を握りしめた男性が向かったのは…?自身が管理するコインパーキンク゛です。先月、新紙幣に対応できるよう調整した精算機で実際に新1000円札が使えるかどうか。
男性:
「あっ!いきました。よかったです。もしできなかったらどうしようって。ドキドキでしたけど、うまくいってよかったです」