少雨続く県内で貯水率低下 週末は久しぶりにまとまった雨予報【愛媛】
石手川ダム
秋以降、雨の少ない状況が続く県内。この週末は久しぶりにまとまった雨の予報となっています。県内各地のダムの貯水率が低下する中、恵みの雨となるでしょうか。
きのうの降り始めから8.5ミリの降水量を観測した松山市。10ミリ以上の雨は、先月5日以降記録されていません。
県全体で見ても去年9月以降の雨の量は、多くの地域で平年の3割から4割程度となっています。
きょう午前0時現在、松山市の水がめ、石手川ダムの貯水率は43.2%。平年と比べて、40.1ポイント低くなっています。
あす朝から日曜の昼頃にかけて、南予や東予の多い所で50ミリ程度の雨が予想されていて、松山でも20ミリ近い雨が降りそうですが、貯水率の大幅な回復には至らない見込みです。
ダムを管理する松山河川国道事務所によると、週明け以降、雨が降らない状況が続くと、3月21日には貯水率が0%になる見込みです。
松山河川国道事務所は今月末にも、2回目の渇水調整協議会を開く予定です。
松山市公営企業局では、1人あたり1日にバケツ2杯分、20リットルの節水を呼びかけています。