「中島に自宅」届け出の松山市議が交通費過大受給…実際はバス代のみ市内マンションから登庁
松山市議が議会に届け出た松山市中島の自宅からではなく、市内から登庁し、交通費にあたる費用を過大に受け取っていました。この議員は議長から注意を受けた後も市内から登庁していたことから、議会が対応を協議することになりました。
交通費を過大に受け取っていたのは、松山市議会、自民党議員団の代表を務める松本博和議員です。
松山市議会の渡部克彦議長によると、去年8月頃、議長あてに市民から「中島が住所の松本議員が市内のマンションから議会に登庁している」などとするメールが届きました。
松本議員は、松山市中島を自宅として議会事務局に届け出ていて、1回の登庁につき、往復のフェリー代と電車代に相当する金額が(税金から)支給されています。
しかし実際は、バス代しかかからない市内のマンションからたびたび登庁し、その差額を受け取っていたということです。
松本博和議員:
「特殊地域だから。これ以上もこれ以下もできない。事務局ともずっと相談しながらやってきただけの話。詐取したとかそんな話っておかしいでしょ。隠していたわけではない。制度がこういう制度。もう他にどうしようもできない」
渡部議長は松本議員に対し2度、この件について疑惑を持たれないようにと注意をしたということですが改善が見られないとして、きょう各会派の代表者を集めて協議し「政治倫理検討協議会」を立ち上げることを決めました。
渡部克彦議長:
「私たちは市民に選ばれた人間なので。市民に対していつでも説明責任を果たさないといけない」
松山市議会では、あす協議会の初会合を開き、松本議員に詳しく話を聞くことにしています。